ミズノプロジェクト🌳

 

下書きを溜めて、溜めて、かなりグループに迷惑をかけてしまった。話し合いを進めていく上でみんなのブログがかなり参考になった。メモで残すのではなく、ブログで共有することの重要性を痛感した。

 

発表まで残り1週間となったが、今日振り返りをしていく中で特に調査結果(価値マップの解釈と関係性)について上手く説明できず行き詰ったのでそこを重点的に今までの流れをまとめていこうと思う。

 

私達の分析方法はKA法と価値マップである。KA法とは、どんな小さな出来事(行為)にも「価値」が潜んでいると考え、一つ一つの出来事から価値を導入する方法だ。調査結果を出来事、ユーザの心の声、出来事の裏にある価値に分けていく。f:id:ikumaru251:20191211214703j:image

そして似た価値同士で分類し、価値の関係性を整理したものが価値マップである。

 

木の班のプロジェクト目標は《つながりを感じられる・コミュニケーションのきっかけづくり》だ。そこで私達は居酒屋などで人と人が繋がる瞬間に着目した。インタビュー内容は、偶然の出会いについてである。そこからKA法と価値マップで分析を行い出会いの価値が凝縮されたモノを作ろうというのだ。

 

 

――11月20日(水)

それぞれでKAカードをまとめ、似た価値同士の島を作っていった。最初は時間の流れで分けていった。【今→今+未来→未来】の3つの島だ。しかし価値を時間で分類する中で、グループ内で時間の捉え方にズレが生じた。みんなが納得する分け方ではなかったので却下となった。

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次に価値を重さで整理してみた。「自分の夢が見つかる価値とか、特別な存在が見つかる価値とかちょっと重すぎない?」とか言いながら分けていった。「もともと私達の目標はコミュニケーションのきっかけとかで、そんなに大きなものではないよね」とか。「共有する価値はなんだか軽く感じる」とか。この日の話し合いはスピード感あったが、なんだか大きなモヤモヤを抱えて終わってしまった。そのため1週間もう一度各自で価値マップを考えてくることになった。
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――11月27日(水)

少し時間を置いて考えると、価値の重い軽いって人それぞれなのでは?とか何を基準に決めてるんだろう?などいくつか疑問が出てきた。しかし分類は間違えてない気がしたので、言葉を変えて考えることにした。最終的に私はその価値はどれくらいの人を巻き込んでいるのかで分けてみた。最初に思い浮かんだ関わる人数や、コミュニティの大きさをイメージしたモワモワとした図に当てはめていく感じで分けていった。

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グループで共有すると、次々と疑問をぶつけてくれた。自分でもよく分かってない部分があったのだが、形でしかイメージ出来てなかったものが徐々に言葉として見えてきた。そうしてできた3つ島の名前は【自分、相手と自分、みんな】だ。

自分=自分の中でしか生まれない価値

相手と自分=相手と自分の間で生まれる価値

みんな=多くの人の関わりで生まれる価値

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3つの島が共通して感じられる価値として"楽しい時間を過ごせる価値"を中央にもってきた。この価値を通して全てが繋がっているという意味を込めた。

 

 

――12月4日(水)

価値マップを用いて、簡易ペルソナを考えることにした。私達はどうしてもモノがきっかけで話したいという欲求が生まれるのではないかとモノを意識しすぎていたのだが、先生から助言をいただき、ある状況に置かれることで潜在的欲求が生まれるのだと知った。話し合った結果、地元から離れた場所に行く(状況)ことで、寂しいという感情(潜在的欲求)が生まれるのではないかということで、

"ふとした瞬間に寂しさを感じ、話し相手が欲しい社会人1年目、独身男性"

というペルソナを作った。しかしここで新たに問題が出てきた。当初はたまたま隣にいた人が同じ福大グッズを持っていたという偶然の繋がりを演出しようと思っていたが、それは無理があるなと感じた。「モノを持ってるのは私?それとも相手?」とか「ペルソナは1人でいいの?」という声も出た。価値マップを用いながら考えるので、どうしても相手やみんなの存在が離れない。メインユーザー以外の状況も考慮しなければならないのかなと迷っていた

 

 

――12月9日(月)

価値と価値がなんとなくで結びついてしまった感があったから、欲求は見つけたけれど自分達でも納得できていないのかなと思った。そこで自分達が作ったユーザーの目線から、もう一度価値マップの関係性を見つめてみることにした。するともっと簡単に3つの島の繋がりを説明できるのでは?と思ったのでこれまた図にしてみた。

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私達が作ったユーザー(自分)を中心に考えた時、まずモノを通して相手と出会い直接的な繋がりができる。福大グッズがきっかけで相手に出会うことで、目には見えないけど自分の頭の中で福大という大きな繋がり(みんな)を意識する。この場合相手の背景にみんなの存在を感じているので間接的な繋がりができる。

また今までの考えだと中央の"楽しい時間を過ごせる価値"は今、その場で生まれる価値でしかなかったが、自分を中心にみんなに繋げるとあの頃は楽しかったという記憶からなる価値にもなる。福大という存在を間接的な繋がりによって感じた時に生まれる楽しかったという記憶の価値が、自分と福大のつながり、つまり愛着を深くしているのではないかと思った。(私達は愛着=繋がりを感じた時に生まれるものだと解釈している)

 

 

――12月11日(水)

この考えによって、相手の状況は気にしなくていいだろうという結論に至った。今日グループの1人が言っていた言葉を。。「最初は福大×福大のパターンで考えてたけど、自分が福大のモノによって他の人と繋がれたところで愛着を感じられたら、それでもいいんじゃないかな。福大同士じゃなくてもその場面で自分の中で愛着が生まれる可能性があるということがわかったよね」と。なるほどなぁと思った。

 

あと今日、現時点で出ている商品と価値の繋がりをどう説明する?と質問されたので考えてみた。まず私達は価値マップの中でも特に不安を解消する価値と特別な人が見つかる価値、共有できる価値に注目して商品を考えた。なぜ関係のない価値たちが繋がってるのかというと、さっきも言っていた通り、直接的・間接的な繋がりを通して3つの大きな島は繋がっている訳で、そこで生まれた楽しい時間過ごせる(と過ごせた記憶の)価値を介すことで、全てが同時に存在しているからだと思う。だから最初に言った通り、出会いの価値が凝縮された商品になってはいるんじゃないかなぁ。

 

 

さて、長くなったがどうだろうか、、それにしても他の班が愛着についてかなり議論してるからか、私達はこれでいいのかと不安になる。比べる必要も正解もないけれど、自分の考えになかなか自信を持てない。残り1週間と短いけれど、まだまだみんな疑問をぶつけて欲しいし、最後まで粘りたいな。