少しずつ。
まず最近考えてることを、少し。
3か月前に観た「はちどり」という韓国映画の主人公ウニのことがずっと頭から離れない。毎日思い出しては、心の奥のほうで何かが引っかかったような感覚に陥る。そんなウニがきっかけでよく生きづらさについて考えるようになった。コロナ禍を生きる自分にとっての、そして何より誰かにとっての生きづらさについて。
自粛明けにバイトに行くと、毎週同じ時間に来ていた聴覚障がいのあるお客さんがこなかった。次の週も、その次の週も。いつも私の口を見て言葉を理解していたから、マスクが義務化された現在外に出て買い物ということがしづらいんじゃないか。これはあくまで私の推測に過ぎないのだが。。
バイト先ではソーシャルディスタンスを保つために客席の間隔を開けている。だから満席になりがちだ。ある日おじさんが「周りの人が承諾してくれたら詰めて座っていいだろう」と言ってきたのでそれはできないと伝えたところ、物凄く怒って帰ってしまった。なんて自分勝手な人なんだろうと思っていたが、振り返ってみるとそのおじさんもこの状況で不満が溜まっているだろうし、何らかの理由があったのかもしれない。私とはまた違った生きづらさを感じているのだろうと思った。
みんな立場や状況は違えど、それぞれが生きづらさを感じている。コロナ禍でそれが加速したというのも正しいかもしれないが、実際には浮き彫りになったんじゃないだろうか。考える時間が増えた分、私たちは元々持っていた生きづらさを、自分自身には隠せなくなったのだと思う。だけど多くは、弱音を吐くのを避けて、生きるために働き続けて、こういう状況だからこそ何かをしようとする。
全部全部、目に見えてわかれば救えるのにと思う。常に誰かと比べて頑張らないとと気を張ってしまう。もっと気持ちを楽に、生きる方法があるのではないか。
私の心の中には常にウニがいて、どうすれば救えるだろうかと考えている。自身を救いたい気持ちにも何となく繋がっているのだろうけれど、日に日に同じように生きづらさを感じている人の力になりたいと思うようになった。なんだか綺麗ごとのようだが、私の生きる原動力というか目的を見つけられたような気がした。
3か月バイトを休んで弱音も吐いたし、生きるために働くのを辞めて、こういう状況だからこそ何もしなかった。みんなと比べると遅れてるかもだけど、自分にとって大切なものは何か知れたし、これはこれで悪くはないと思っている。
さてと、事後報告になってしまったが一応立てていたので就活に関するスケジュールを。
25日(金) 15:00 本を買う
22:00~24:00 本を読む、自己分析まとめ
28日(月) 18:00~20:00 企業研究
1日(木) 19:00~20:00 企業研究
21:30~23:00 自己分析まとめ
就活に直接的には繋がらないかもだけど、今まで個展に行った時の会話をメモしてるからこれからブログにまとめていきたいなぁ。自分のペースで、少しずつできることからはじめられたらいいんだ。
『はちどり』