デザインについて考える

 

森田ゼミ第1回目の授業。

今回は"ビジネス変化とサービスデザイン(UXデザイン)"について学んだ。

 

まずは自分が理解できた範囲で要点をまとめてみる。

 

現代社会の3つの大きな変化について

①デジタルトランスフォーメーション

②モノからサービスへ

フィンテック

 

 

①デジタルトランスフォーメーション

データの蓄積×AIにより人々の暮らしを豊かにするというもの。

〈具体例〉

Uber→一般のドライバーが空いた時間を利用してタクシーのようなサービスを行うもの。

ドライバーと客が互いを評価し合いマッチング。評価が高いもの同士を引き合せる。これがAIの仕事である。利用する上で必然的にデータ保有者が優位になってくる。

 

 

 

②モノからサービスへ

 現在、人とモノが一緒に価値を創造する、“価値共創”という視点からマーケティングを行う考え方が広まってきている(S-Dロジック)。価値は状況によって変わるもの。1つのサービスでありモノとして見てはいけない。最終的な価値はユーザーが作り出しているのだから、もちろんユーザーによってサービスが変わってくるのである。

〈具体例〉

水はどういうサービスか考える。

喉を潤すモノ

と考える人がいれば

火を消すためのモノ

と考える人もいる。

このように1つのモノで多様なサービスが生まれる。つまりモノはサービスの構成要素の1つに過ぎないということだ。

 

「観察」と「インタビュー」があって初めてそこにどういう価値が生まれているのか分かる。この過程を通して、モノを含むサービス全体が新たな価値を生み出しているのだ。そして、このサービスを経験した結果として得られるのが UXデザイン である。

 

 

 

フィンテック

「金融(Financial)」と「技術(Technology)」を組み合わせた、主にスマホを使った金融サービスのこと。

〈具体例〉

メルペイ→メルカリの決済サービス。スマホアプリ内で売上金やポイントの管理ができる。

e-palletカーシェアリングサービス。これは動画がわかり易かったので、貼っておく。https://youtu.be/orqyAtbknKA

 

顧客の情報やデータをとり、AIが学習して、IoTで分析。そしてより良いビジネスとサービスを創りあげていく。その鍵を握っているのが、フィンテックなのだ。

 

 

さて、ここで本題。UXデザインとは何なのか。

簡潔に言うと、ユーザーにどのような体験をしてもらうのか計画(デザイン)することであり、ここには必ず「観察」と「インタビュー」が要るということが分かった。

 

 

ざっとまとめてみたが、難しいなぁ。最後に今回分からなくなってしまったことを挙げてみる。

それはモノとサービスの概念だ。

今までモノは形あるもので、サービスは顧客に対してする行為だと思っていた。それがどうやら違うようだ。そう解釈してしまうと上手く噛み合わない。デザインを考える上でこの2つの言葉を、私はどう解釈すればよいのか分からなくなってしまったのだ。

 

 

1つ1つを理解しようとするとまた新たに1つの疑問が生まれ、そもそもデザインとは何なのか、と振り出しに戻ってしまう。今日一日その永遠のループを繰り返している。この中で自分なりの答えを導き出せないのは圧倒的に知識量が少ないからだと感じた。

 

物事を考える上で重要な、whyからwhat’sへの視点の移行。今日の授業では無意識にそれをやっていた。というか流れをつくってもらっていた。先んじて問いを立てることの重要性を知ると同時に、難しさも学んだ。

 

意識的にその流れを作れるようになることが今後の課題の1つであると感じた。